寒い季節は長袖だから人目に触れないし大丈夫、とボディのお手入れも手を抜きがち。
でも、結婚式を控えていたり、ドレス姿になる機会があるとボディケアを怠っているわけにはいきません。そんな予定は無いという方も、急な友達との温泉旅行や彼とのデートで慌てないように普段のお手入れを頑張ってみませんか。
露出の少ない冬の季節だからこそ、秘かに美肌を手に入れるチャンスなのです!
目次
二の腕のブツブツは、もしかしたら毛孔性苔癬かも
いつの間にか出来ていた二の腕の小さなブツブツ。
これは毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)という皮膚炎の一つです。痛みも痒みも感じないので見過ごされがちですが、触るとザラザラ、ブツブツとした感触があります。
見た目は普通の肌色、もしくは薄い赤褐色をしていて、腕以外にも太ももやお尻に現れることがあります。痛くも痒くもなく、放置しても健康に被害が出るわけではありませんが、見た目が気になるので女性としては治しておきたいものですよね。
毛孔性苔癬の原因
毛孔性苔癬というのは、毛穴に溜まった古い角質が表面に盛り上がった皮膚の状態を言います。つまり角質の詰まりが症状の原因です。
毛穴に角質が溜まると角栓となって毛穴をふさぎ、表面に盛り上がるのでブツブツした感触となるのです。10代で多く発症し大人になるにつれ減少しますが、大人になってもそのまま残ってしまう場合があります。
乾燥や刺激で悪化することも
放置しても健康上の被害はありませんが、肌が乾燥したり、肌への刺激が原因で悪化することがあります。
乾燥は肌の新陳代謝を妨げ、肌の角化を進めてしまいますので保湿対策はしっかりと。また衣服との摩擦も症状悪化の要因とされています。
NG行動と対策方法
毛孔性苔癬ではどんなことに気を付けるべきポイントと対策について見てみましょう。
★NG行動
・お風呂でのゴシゴシ洗い
・無理矢理つぶす
・保湿不足
これら3つの行為は症状を悪化させてしまいます。毛孔性苔癬にとって乾燥と刺激は大敵。ナイロンタオルで強くこすったり、ニキビのように無理に潰したりすると痕に残ることもあるので避けましょう。こすって取れるものではありません。
★ケアのポイント
・なるべく乾燥と刺激をさける
・保湿ケアはたっぷりと
・紫外線対策を入念に
ケアのポイントは保湿ケア。乾燥は症状を悪化させてしまいますので、とにかく保湿をして肌表面を柔らかく保つこと。また紫外線も肌を乾燥させてしまう要因ですので、冬でも日焼け止め対策には気を付けましょう。
市販薬を使う方法も
自宅で治したいという方には、市販されている専用のクリームを使う方法もおすすめです。これらは肌を柔らかくして溜まった角質を取り除く効果があります。
市販薬を使う際は、保湿成分や抗炎症作用が入っているものを選ぶようにしましょう。ただこうした市販薬でも、一度の使用で即効的に治るものではありませんので、あくまでも根気よく使い続けることが必要です。
毛孔性苔癬を無理やりこすったりすると色素沈着になる!
よく見ると、すでに毛穴の周りが色素沈着を起こしてしまっているという方もいるかもしれません。
そんな時は今すぐにブツブツの部分を引っかいたりこすったりするのをやめ、肌に優しいクリームなどで保湿を心がけましょう。
保湿を続けることで次第に肌がなめらかになり、毛孔性苔癬であってもブツブツがあまり目立たなくなってきます。
冬こそ気を抜かずにボディケアを
ボディに関することで意外に多い二の腕のブツブツに対するお悩み。結婚式でドレスを着る予定だけれど露出するのが恥ずかしいや、人目が気になってオシャレな洋服が着れないなどという女性も多いはず。
冬だから大丈夫と気を抜かずに、来年の春夏に自信を持ってオシャレできるように今から対策を始めてはいかがでしょうか。
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