寒い季節は肌の乾燥が気になるものです。顔だけでなく全身が乾燥して痒いとお悩みの方も多いはず。特に肘やかかとは乾燥しやすく、皮がむけてしまったり、白く粉をふいた状態になってしまいがちですよね。
長袖で隠せるからなどと乾燥したまま放置しておくと、黒ずみや色素沈着につながることもあるのです。今回は放おっておくと危険な肘の乾燥について、その原因と対策をご紹介します。
目次
肘がカサカサする原因
顔はしっかり保湿ケアしても、手や足は人目に触れないからと放置していませんか。でも実は手足は顔よりも皮脂の分泌が少なく乾燥しやすい部位なのです。肘が乾燥する原因は、
・皮脂分泌が少ない
・衣服との摩擦や頬杖をつく
頬杖をつきながらパソコンやテレビを見るなどは普段何気なく取っている行動ですが、実はこの時、肘がテーブルと擦れることによって肌に刺激を与え、肌の水分を奪ってしまっているのです。
水分不足になった肌は、肌を守ろうと新しい角質を作り出そうと働きます。ただし急いで作られた角質は不完全な状態で、正常に機能しないものばかり。そうなると肌のターンオーバーもきちんと行われず、古い角質が残って固くなり、肘がカサカサしたり粉をふいたような状態になってしまうのです。
更に乾燥をそのまま放っておくと症状が悪化して黒ずみや湿疹を引き起こす可能性も。
柔らかい肌を保つには、無意識に頬杖をついていないかなど普段の習慣を見直してみる、毎日の保湿ケアでしっかり水分を補充すること、などが大切と言えます。
カサカサ肘をスベスベにする方法
既に乾燥して固くなった肘の角質、スベスベの肘を取り戻すにはどうしたら良いのか、という悩みには、
・ボディソープや石鹸の泡で優しく洗う
・入浴後は保湿クリームでしっかり保湿
この2点に重視してお手入れしましょう。お風呂ではボディソープや石鹸をしっかりと泡立てて優しく洗い、入浴後に保湿クリームで水分の蒸発を防ぐことがケアの基本と言えます。
スペシャルケアはピーリングやスクラブで古い角質を取り除く
更にカサカサを通り越してガサガサ肘になってしまった場合には、ピーリング剤やスクラブを使って固くなった角質を除去するというのもおすすめのケアです。
皮がめくれる程に乾燥してしまっている肌は、いくら保湿ケアをしても水分は肌の奥まで浸透しません。
そんな場合には、まず古い角質をスクラブやピーリングで取り除いた上で、保湿ケアによって肌に水分を浸透させる必要があるのです。特にスクラブは古い角質を除去すると同時に保湿ケアもしてくれ優れた効果を発揮します。
角質ケアを行う際に注意するポイント
ピーリング剤やスクラブで角質を取り除くケアはあくまで古い角質を除去し、肌のターンオーバーを促すためのスペシャルケア。
使う頻度は週に1度で充分です。やり過ぎはお肌にとって逆効果、必要な角質まで落としてしまい、更に肌を乾燥させてしまいますので注意しましょう。
1度のケアで効果を期待するよりも、毎日の保湿ケアでしっかり水分を補充し、プラスケアとして週に1度スクラブやピーリングを取り入れるのが効果的なお手入れ方です。
アトピー性皮膚炎野方は注意!
肘は皮脂分泌が少ないため、乾燥や湿疹、アトピー性皮膚炎が出やすい部分です。
アトピーを持たない方でも肌荒れや痒みに悩んでいる方も多いことでしょう。乾燥を防ぐにはお風呂で優しく洗った後に保湿ケアを行うこと。
毎日のちょっとしたケアでカサカサ肘からスベスベ肘に生まれ変わりましょう!