美白にとても効果があるとされるハイドロキノンですが、実際に使うとなると肌に刺激が強すぎないか、治療にかかる値段はどのくらいだろう、とためらってしまう人もいるのではないでしょうか。
クリニックで相談するのも気が引けるという方のために、今回はハイドロキノン治療の料金や実際に利用した人の口コミについて調べてみました。
今更だけど「ハイドロキノン」って何？という人へ
ハイドロキノンって聞いたことはあるけれど、実際どういう効果があるかまではわかってない…という人もいます。
ハイドロキノンというのは、一言で言ってしまえば、お肌の漂白剤です。メラニン色素を作り出すチロシナーゼという酵素の働きを抑えて、メラニン色素の生成を抑制すると共に、メラノサイトというメラニン色素を作る細胞自体を減少させる役割を持っています。
美白に有効とされる成分はビタミンＣ誘導体やプラセンタなど数々ありますが、ハイドロキノンの効果はそれらの10倍以上とも言われ、シミやシワの治療に非常に注目されている存在なのです。
優れた効果が期待されるハイドロキノンですが、濃度によっては副作用の恐れもあることから、高濃度のものは病院でしか処方されません。
市販薬として販売されているものは一般的に1％から5％以下ののものが殆どです。その中でも日本での販売が許されているのはハイドロキノンの濃度が2%以下のもの。
市販で5%もハイドロキノンが配合されているというものを見つけたら、注意したほうがいいかもしれません＞＜
というのも、ハイドロキノンは濃度が低いと刺激も少なく安全に使用できる分、即効性や効果は低くなり、高くなればなるほど肌への刺激が強く、ひりひりとした感触や赤み、炎症が起こることもあるからです。
濃度が高ければ高いほど良い！と何も知らずに購入してしまい、肌荒れが悪化してしまったり黒ずみや色素新着が濃くなったら本末転倒ですよね。
肌が弱い方は使用前のパッチテストや、お医者さんの指示の下で使用する必要があります。
ハイドロキノン治療にかかる料金
皮膚科でハイドロキノン治療をする場合、気になるのが治療期間や料金でしょう。皮膚科によって差があるのが実際のところですが、一般的にハイドロキノン治療に保険はききません。つまり自費負担となります。
ハイドロキノン治療は高い、というイメージがあるかもしれませんが、その理由はこの2つではないでしょうか。
・保険診療が使えない
・診察費がかかる
初診で皮膚科に行き、診察無しでハイドロキノンだけ処方してもらえる事はまずありません。
診察料、自費負担の薬代が必要になります。一般的に皮膚科で処方されるハイドロキノンは5％、2.000円〜3.000円前後が平均のようです。但し、ハイドロキノンとトレチノインの併用であったり、レーザー治療も加わったりするとその分治療費も高くなっていきます。
期間については医師と相談しながらの治療となるので、個人差が出てくるのが現実でしょう。
では、実際の皮膚科でのシミ治療にかかる料金を見てみましょう。参考までに、自由が丘皮膚科クリニック（東京）の場合はこうなります。
・初診・カウンセリング料 3,000円 / 再診・技術料 2,000円
・トレチノイン（0.1％）5g 7,000円
・ハイドロキノン 5g 2,000円
・Qスイッチレーザー 1ヶ所1cmの場合30,000円
※料金は全て税抜き
ハイドロキノン治療を行った人の口コミ
実際にハイドロキノン治療を行った方の口コミでは、「確かにシミが薄くなった」や、「丁寧なカウンセリングで自分に合った治療法が選べて不安が無くなった」「継続して使いたい」などの積極的な意見がある一方、「自分の肌には合わなかった」「費用が高かった」など消極的な意見もみかけます。
たとえ満足した結果が得られない場合でも、自己判断は危険。必ず皮膚科の先生に相談してその指示に従いましょう。
まとめると…
・ハイドロキノンは優れた効果でニキビやシミ、シワの治療に用いられている。
・ハイドロキノン入りと謳われていても、濃度によって市販されているものから皮膚科でのみ処方されるものまで実に様々。
・一般的に皮膚科で処方されるハイドロキノンは5％、2.000円〜3.000円前後が多い。（但し保険の範囲外）
診察費やその他の治療などが加わってくると、決して安い費用とは言えません。ですが、肌への安全性を考えると安易に自己判断するよりも、しっかりとカウンセリングで不安を取り除くことも大切と言えるでしょう。
さらに、ハイドロキノンについて知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。→美白化粧品に含まれるハイドロキノンやトレチノイン。効果ある？
また、ハイドロキノン治療を行う前に、セルフケアで黒ずみや色素沈着を改善したいという方は黒ずみケア専用クリームがおすすめです＾＾